Windowsバックアップがアクセス拒否でエラーになる件の続き。

現状確認と、復旧手段を探ってみます。


前回の続きになります。

まずは自力で解決できるか努力してみます。

確認した項目は以下の通り。
  1. イベントログ。バックアップは正常に開始され、正常に終了している。エラーログは記録なし。
  2. サービス(Windows Backup)は正常に起動している。
  3. ディスクエラーの発生は記録なし(イベントログ)。
  4. 自身のアカウントは管理者権限(Administratorsグループに所属)を持っている。
  5. バックアップ先ディスクのアクセス権を確認(SYSTEMを含め問題なし)。
  6. sdclt.exe(バックアップの設定ダイアログ)起動付近をProcess Monitorで観察。
この時に思いついた確認項目はこんなもの。
最後の項目以外は問題ないですね。
sdclt.exeについては、UAC関連のプロセスから起動されるため複雑ですが、ちょこちょことレジストリへのアクセス拒否が発生していることが判りました。
(後日判明しますが、レジストリのアクセス権は直接は関係ありませんでした)

最近、システムへ変更が加えられたものといえばWindowsUpdateでのセキュリティ更新。
隣にあるWindows7 HomeのノートPCは特に問題ないので、関連性は薄いと考えました。

素直に、「0x80070005」でネット検索をします。
このエラーコードは「アクセスが拒否されました」の汎用的なコードなんですね。Windowsの様々なコンポーネントでヒットします。
Windowsバックアップで絞り込んでも「バックアップや復元自体」のアクセス拒否関連ばかりです。

私のように、バックアップは行える(と思われる)のに設定画面がアクセス拒否の例は見つけられませんでした。
この日も解決策は見つけられず、数日が過ぎます。

まだまだ続きます。
続く